肩関節周囲炎(五十肩)について

こんにちは!!ハッピーエブリです(^^)/

肩の痛みでお困りではありませんか?

肩が痛くて腕が上がらなくなると、着替えや入浴などの日常生活や仕事に大きな支障が出ます。さらに、痛みで眠れなくなるなど、精神的な不安にもつながることがあります。

肩の代表的な疾患には、次のようなものがあります。

・肩関節周囲炎(五十肩)
・腱板炎
・肩峰下インピンジメント

今回は、特に多くみられる「肩関節周囲炎」について詳しくご紹介します。

肩関節周囲炎とは?

肩関節周囲炎は、40~50代の方に多く発症する疾患です。肩関節周囲の組織に炎症が起こることで発症し、主な原因は以下の通りです。

・肩関節を構成する骨・軟骨・靭帯・腱などが正しい位置で使われず、負担がかかる
・姿勢の悪化(加齢による円背や、スマートフォン・パソコンの長時間使用)

最近では、若い方でも発症するケースが増えています。

主な症状

痛み

・安静時痛(じっとしていても痛い)
・夜間痛(夜に痛みが強くなる)
・運動時痛(肩を動かすと痛い)

運動制限

・痛みで動かせない
・動かさない期間が長いと肩の組織が固まり、可動域が狭くなる

診断方法

肩関節周囲炎の診断は、症状の確認に加え、以下の方法で行われます。

・触診(炎症の有無を確認)
・レントゲン撮影

治療の流れ

肩関節周囲炎の治療は、症状の進行段階によって異なります。

急性期(炎症が強い時期)

・三角巾などで肩を安静に保つ
・患部を冷やす
・消炎鎮痛剤の使用
・炎症を早期に抑えることが重要

回復期(炎症が治まってきた時期)

・固まった組織を柔らかくし、血流を促進
・患部を温める
・リハビリで積極的に肩を動かし、可動域の改善や筋力強化
・正しい体の使い方を再構築
・運動を怠ると肩が固まり、将来的に膝や腰にも影響が及ぶことがある

維持期(状態が安定した時期)

・リハビリで学んだ運動を自主トレーニングとして継続

再発予防と日常生活のポイント

肩関節周囲炎による可動域制限を最小限に抑えるためには、各時期に応じた適切な対応と、再発防止のための日常生活での姿勢や体の使い方に注意することが大切です。
肩の痛みや動かしづらさでお困りの方は、早めに専門家にご相談ください。