パーキンソン病とリハビリについて

こんにちは!!ハッピーエブリです(^^♪

みなさんはパーキンソン病と聞いてどのような状態を思い浮かべますか?
足が出しにくい、手が震える、体が動かなくなるなどでしょうか。
現在パーキンソン病と診断された方、そのご家族様など今後どのように身体が変化していってしまうのか心配な方も多くいらっしゃると思います。今回はパーキンソン病の病態と体の変化、リハビリでの対応をお話したいと思います。

パーキンソン病とは

パーキンソン病は脳の指令を伝達するドパミン(体の動きをスムーズにするホルモン)の減少によって起こります。その原因はわかっていません。

パーキンソン病の病状には、運動器症状・非運動器症状の2つがあります。
運動器症状:安静時振戦・固縮・小刻み歩行・すくみ足など
非運動器症状:小声・嚥下障害・便秘など
これらの症状は必ず発症する訳ではなく人それぞれです。

病状の進行段階

現在、根本治療(こんぽんちりょう)はなく、徐々に進行していく病気とされています。パーキンソン病には大きくわけて5つの段階があります。(ホーン&ヤールの重症度分類)

1度:体の片側だけに症状が現れる。(手足の震え、体のこわばりなど)生活に大きな問題はない程度
2度:体の両側に症状が現れる。
3度:すくみ足、小刻み歩行などの歩行障害、姿勢反射障害(バランスがとりにくい)が起こり転倒しやすくなる。
4度:立ち上がりや移乗動作(トイレ・お風呂・車の乗り降り等)、歩行時に介助が必要になる。
5度:ベッド上での生活が増える。歩行が難しくなり移動の際は車いす対応となる。

進行のスピードは人それぞれですが、リハビリにより進行のスピードを遅らせたり、現在の症状を緩和することが可能です。

パーキンソン病とリハビリ

パーキンソン病のリハビリでは現在、生じている症状に対してのアプローチに加え、進行予防の為に1段階上の運動訓練を行っていきます。

“体のこわばり”に対しては関節の反復運動や全身を大きく動かす(沢山の関節を動かす)
運動などを行います。“すくみ足”“小刻み歩行”などの歩行障害には歩き出しのタイミングの
訓練や狭い場所での方向転換など実践形式で訓練を行います。その他、非運動器症状や既往歴(もともと持っている疾患)に対しても症状に合わせプログラムを作成し、訓練を行います。また、ご家庭でも訓練の継続が出来る様にホームワークプログラムも併用して提供させていただいております。

現在ハッピーエブリをご利用して頂いている方の中にもパーキンソン病の方は沢山いらっしゃいます。週1~2回の訓練で両手引き歩行だったのが見守り歩行となった方もいらっしゃいます。また、自営業の方で接客時のすくみ足に悩んでいた方も声掛け、歩き出しのタイミング訓練によってすくみ足が改善したという事例もあります。
どんな事でも、ご相談いただければお力になれるように最善をつくして参ります。
現在悩んでいる方も一度ハッピーエブリに、ご連絡・ご相談ください。

パーキンソン病のコラム