MENU

上腕骨近位端骨折とリハビリについて

整形疾患

上腕骨近位端骨折とリハビリについて

骨折の原因と治療法、時期に応じたリハビリの進め方を解説します。

  1. HOME
  2. 上腕骨近位端骨折とリハビリについて

About

概要

上腕骨近位端骨折(じょうわんこつきんいたんこっせつ)は、腕の骨の付け根部分の骨折です。上腕骨頭(じょうわんこっとう)から外科頸(げかけい)という部分までが上腕骨近位端にあたります。転倒して腕を打ったり、ひねったりすることで受傷し、高齢者の方に多い骨折です。

診断には主にレントゲン検査を行い、補助的にCT検査やMRI検査を行います。骨折される方の多くは60歳以上で骨粗鬆症を伴う高齢者であり、男性に比べて女性のほうが多くみられます。

治療法の選択

治療法は骨折の程度によって医師が判断します。骨のずれが少ない場合は、腕を体に安定させて骨が治るのを待つ保存的な治療が選ばれます。手術には次の方法があります。

  • 髄内釘固定法(ずいないていこていほう)
  • プレート固定法
  • 人工骨頭置換術(じんこうこっとうちかんじゅつ)

転倒予防が大切です

転倒などによって肩を打った際に受傷することが多く、場合によっては肩関節脱臼を合併することもあります。そのため、転倒を予防する取り組みが重要になります。認知機能を低下させないようにすること、習慣的に運動に取り組むことが予防につながります。

Rehabilitation

リハビリについて

肩関節は、身体の中で最も可動範囲の広い関節です。高い場所に手を伸ばしたり、髪の毛を洗うときなど、日常の動作にその可動範囲が必要になります。左右の肩の動きに差がない状態まで機能改善を図り、日常生活を円滑に過ごせるようにすることがリハビリの役割です。

整形外科的治療には保存療法、骨接合術、人工骨頭置換術があり、どの治療を選択されるかによってリハビリの開始時期に多少の違いがあります。

時期ごとのリハビリ内容

時期主な内容
約4週以内安静期間を経て、物理療法による骨癒合(こつゆごう)の促進、患部外トレーニング、コッドマン体操などを行います。
8週以内骨折部周囲の、低い負荷の運動を行います。
8週以降通常の負荷での運動を加えつつ、関節包(かんせつほう)の伸張性向上や癒着剥離(ゆちゃくはくり)も積極的に行い、左右差のない可動域の獲得を目指します。

骨折後の肩関節のリハビリで大事になるのは、肩関節周囲の関節包および靭帯と筋との癒着を最小限にすること、そして癒着の改善を図ることです。肩関節は骨自体の安定性がもともと少ないため、癒着していない状態で肩の周りの筋肉が円滑に働くよう調整していくことが、施術者の役割となります。

Flow

リハビリの進め方

上腕骨近位端骨折に対するリハビリの進め方は、手術を行わない保存療法か、手術を伴う場合かで運動開始までの期間が異なります。安静期間中は、手や手指を中心とした動かせる範囲内での運動を行います。患部の運動が可能になった段階からは、肩関節周囲の関節包や靭帯などの軟部組織を動かす振り子運動を含めた可動域訓練を行います。また、筋肉と神経に刺激を入力しながら行う運動療法も効果的です。

神栖神経リハビリセンターでは、上腕骨近位端骨折後の可動域制限や痛み、筋力低下などに伴う運動機能障害を呈してしまった肩の動きについて、改善を目指すことができます。まずは症状と改善したいことを、下記のお問い合わせ先へご連絡ください。

Introduction

リハビリの紹介

装着型サイボーグHALを使ったリハビリの様子

腕や脚の関節に対応できる、集中的なトレーニングに特化した装着型サイボーグ(HAL)を利用したリハビリの様子です。

  • 肩の可動域が15°アップ!趣味の楽器演奏を再び楽しめるようになりました。