膝の痛みとリハビリについて

こんにちは!!ハッピーエブリです!!

ひざの痛みで苦しんでいる方は多くいらっしゃると思います。
ひざの痛みについて、少しでも細かく、お伝えできればと思います!!

概要

膝は、脛骨大腿関節(けいこつだいたいかんせつ)と膝蓋大腿関節(しつがいだいたいいかんせつ)から成り立ちます。
膝の曲げ伸ばしを行う関節を脛骨大腿関節と呼びます。
膝は、股関節と足関節と協調して動き、機能する関節であるため、膝自体が独立して動く事は少ないです。
その反面、股関節や足関節のトラブルの影響を受けやすいという特徴があります。
膝蓋大腿関節は、膝のお皿と大腿骨から成り立つ関節です。
膝のお皿は、膝蓋骨(しつがいこつ)と呼びます。
膝蓋骨は、大腿四頭筋(太もも)から起こる人体で最も大きい種子骨(しゅしこつ)であり、膝蓋靭帯を経て、脛骨に付着し、膝を伸ばす際に筋力の発揮と膝関節の保護に関与しています。

膝では、若年層やスポーツ経験者では、十字靭帯損傷、半月板損傷がその後の生活やスポーツ復帰に大きな影響を与えることがあります。50~60代の女性の発症率の高い膝の痛みの場合は、加齢による変形性膝関節症(へんけいせいひざかんせつしょう)です。
また、関節リウマチに伴う膝の痛みの場合や外傷後の膝骨壊死などの場合もあり、一概に原因は明らかではないため、専門医療機関での診断を要します。

膝関節の構造

膝関節は、大腿骨と脛骨(けいこつ)の骨による安定性は低いです。
膝の安定性を高めるために筋、靭帯、半月板(はんげつばん)、関節包、体重による外力と物理的影響によって得ることができます。

膝の周りの筋と靭帯の中でも大腿四頭筋とハムストリングス、腸脛靭帯(ちょうけいじんたい)は、膝の痛みに大きな関わりがあります。

膝の靭帯の中でも前十字靭帯、後十字靭帯、内側側副靭帯、外側側副靭帯は、膝関節の安定性に大きく関わる靭帯です。
これらの靭帯が怪我などで損傷を受けると日常生活やスポーツに大きな支障をきたします。

膝の半月板は、内側半月と外側半月があります。
半月板によって、膝に加わる圧迫する力を分散し、膝の安定性向上させることです。

膝の関節包は筋や靭帯、関節包、半月、骨に付着して、共に協調して膝の安定性を高めることに関与する。

膝関節は、大腿骨と脛骨から膝関節を構成され生理的な外反によって、膝関節が完全に伸展することが可能となります。

膝関節痛を引き起こす疾患

膝関節痛を引き起こす主な疾患は、変形性膝関節症、関節リウマチ、半月板損傷、膝靭帯損傷、スポーツによる膝の慢性障害、膝離断性骨軟骨炎、オスグッド病、膝蓋骨脱臼、腓骨神経麻痺があります。

リハビリについて

膝関節のリハビリでは、痛む理由が怪我によるものなのか、年を重ねたことによる退行性変性(たいこうせいへんせい)なのかによって対応方法が変わります。
しかし、最も改善しなければならないことは、関節可動域です。
特に膝関節の屈曲拘縮(くっきょくこうしゅく)、伸展制限(しんてんせいげん)は、発生しないように配慮していくこと、改善する必要があります。
これらの動きの制限が発生することで立位姿勢(りついしせい)が崩れ、歩行時の股関節、足関節、腰部への負担が増加してしまうことが理由です。

膝関節は、生理的に外反していることで完全伸展が可能となります。
完全伸展位が膝関節が最も安定した位置になります。
歩行時において、この完全伸展によって、股関節や足関節、体幹に加わる負荷を分散してしています。
膝関節のリハビリでは、大腿四頭筋とハムストリングスの筋力強化はもちろんのこと、股関節と足関節、体幹との動きの協調性も促進して、起立、歩行、段差昇降時の疼痛緩和を目指していきます。
具体的には次のような運動がおすすめです。

①太ももの筋力強化

座った状態から、膝をまっすぐ伸ばします。その姿勢を10秒キープします。

②足の後ろのストレッチ

タオル等を使って足首、膝を伸ばしていきます。ゆっくり20~30秒キープします。

③スクワット

台や手すりにつかまり椅子に座るように腰を落とします。(背筋はできるだけまっすぐ)ゆっくり動作を繰り返します。10~20回
この時、体が後ろに反ってしまわない様に注意しましょう。