こんにちは!!ハッピーエブリです(^^)/
皆さんは方の痛みを経験したことがありますか?
肩が痛く上げる事が難しくなると、着替えや、入浴などの生活動作だけでなく、仕事などにも大きな影響を与えます。また、痛くて眠れないなど精神的不安にも繋がる症状と言えます。
肩関節の代表的な疾患は肩関節周囲炎(俗に五十肩といわれるもの)・腱板炎(けんばんえん)・肩峰下(けんぽうか)インピンジメントなどがあげられます。
その中でも一番多く見られる肩関節周囲炎について、お話したいと思います。
肩関節周囲炎とは
40~50代の方に多く見られる疾患です。
何らかの原因で、肩関節周囲の組織に炎症が起きる事が原因とされています。
その原因は様々ですが、肩関節を構成する骨、軟骨、じん帯、健などが正しい位置で使われず負担がかかる事で起ります。
大きな、原因とされているのは姿勢です。加齢とともに起こる、円背(えんぱい:背骨が曲がる事)だけではなく、現代ではスマートフォンやパソコンの普及により姿勢が悪くなり若い方でも発症する割合が増えています。
肩関節周囲炎の症状は痛みと運動制限です。
痛みは安静時痛(じっとしていても痛い)・夜間痛(夜痛みが強くなる)・運動時痛(肩を動かすと痛い)の3つがあります。
運動制限は、痛みによって動かせない事に加え、動かさない時期が長くなると肩の組織が固まってしまい、可動域が狭くなる事の2つが原因とされています。
肩関節周囲炎の診断は、上記の症状に加え、触診(しょくしん:炎症の有無の確認)レントゲン撮影によって診断されます。
肩関節周囲炎の治療
肩関節周囲炎には急性期・回復期・維持期によって治療方法が変わっていきます。
急性期
痛みが強く炎症症状(熱をもっている、腫れている、痛み)が強い時期は三角巾など安静にし、患部を冷やす消炎鎮痛剤などを使うなどして、炎症を早く抑えることが大切です。
回復期
炎症症状が治まる回復期には固まった組織を柔らかくし、血流を良くするために患部を温め、リハビリを通して積極的に動かし、可動域の改善や筋力強化を行っていきます。また、リハビリによって体の使い方の癖を直し、正しい体の使い方を再構築していきます。この時期に運動を怠ってしまうと肩が固まり動かなくなってしまいます。肩関節の運動制限は、将来的に肩だけではなく、膝や腰にも影響を及ぼします。そのため最も重要な時期と言えます。
維持期
この時期は肩の状態が安定する時期で、リハビリで練習してきたことをご自身で継続的に行う自主トレーニングが主となってきます。
肩関節周囲炎による可動域制限を最小限に抑える為には急性期・回復期・維持期の見極めとともに、再発を防ぐために、私生活での姿勢、体の正しい使い方においても気を付けていく事が大切です。