初期でのリハビリ内容と状況
ご本人様は、運動をしなければいけないということは理解できていましたが、座位保持での苦痛が理由で自発的な運動機会が少なく、活動性が低いことが最大の問題だと判断しました.身体面では、「左肩が痛い」、「腰が痛い」との話しがありました.
中間でのリハビリ内容と状況
座位保持が容易となり、車に1時間乗車して、デイサービスに通う際の腰痛に伴う精神的苦痛が改善しました.また、自発的に運動しなければいけないことに気づき、ベッド上での活動が増え、実生活でも座位保持時間の延長が認められるようになりました.
最終でのリハビリ内容と状況
ご自身でベッドから起き上がり、靴を履くことが可能になりました.また、声色も明るくなり、初期と比べて活気ができました.左肩の疼痛も消失し、腰痛の訴えもなくなりました.活動への意欲がでてきているので左半側空間無視の症状に注意しつつ、生活を送ることという高い目標のリハビリが行えるようになりました.