ご自宅というリラックスできる環境だからこそ、身体と心は本来の柔軟さを取り戻します。
当センターでは、通所だけでなく訪問リハビリにも力を入れています。10代後半のI君との歩みも、ご自宅という安心できる空間で始まりました。座位姿勢を安定させるためのトレーニングから、一歩ずつ進める歩行訓練、そして手先や頭を使う作業活動を通した認知訓練まで、I君のペースに寄り添いながら実施。慣れ親しんだ環境でのリハビリは、身体だけでなく、彼の心にもポジティブな変化をもたらしました。
リハビリは、単なる機能の回復ではありません。共に楽しみ、喜びを分かち合う時間です。
リハビリを重ねる中で、最も大きな変化の一つはI君の「表情」でした。当初に比べて表情が驚くほど豊かになり、今ではスタッフと一緒にリハビリの時間を楽しみながら取り組めるようになっています。楽しみながら身体を動かすことは、脳への良い刺激となり、それが座位の安定や歩行の質向上という具体的な成果にも繋がっています。「やらされるリハビリ」から「自ら楽しむリハビリ」への変化が、彼の可能性を大きく広げました。
病後の後遺症は、見方やアプローチ次第で、いつからでも改善のチャンスが眠っています。
「発症から時間が経っているから」「もうこれ以上は変わらない」といった慢性的な後遺症であっても、私たちは決して諦めません。I君の事例が示すように、適切な評価とアプローチがあれば、身体は応えてくれます。現在の状態を「限界」と捉えるのではなく、一歩先へ進むための「通過点」と捉える。その前向きな視点こそが、改善への扉を開く鍵となります。
「I君の明るい笑顔に、私たちもいつも元気をもらっています!「次はこれができるようになりたいね」と、一緒にワクワクしながら挑戦できることが何よりの喜びです。これからも、I君とご家族の皆さんの『これから』に寄り添い、全力でサポートしてまいります!」
