コラム

足元から変わる

複雑な病歴と、足首の不安へのアプローチ

骨折後の違和感や身体のだるさを抱えるS様に寄り添い、全身の連動性を見直しました。
両足首の骨折を経験され、さらに様々な大病を乗り越えてこられた80代のSさん。「日常生活は送れるものの、右足をうまく地面につけない感覚がある」という不定愁訴や、足の冷え、全身のだるさに悩まれていました。当センターでは足首の可動域改善だけでなく、膝や股関節、背骨までを含めた全身の連動性を高め、より歩きやすく安定した姿勢を取り戻すためのマンツーマンリハビリを開始しました。

可動域の改善と、通院の中で見えた課題

リハビリによって足首の左右差は消失したものの、日常の活動量を維持することの重要性を共有しました。
継続的なアプローチの結果、Sさんの足首の可動域は左右差がなくなり、日常生活を送る上では問題のないレベルまで大きく改善しました。非常に素晴らしい成果の一方で、普段の生活での活動量が少ないために、その場限りの改善にとどまりやすいという課題も見えてきました。また、遠方からご主人の運転で通われていたこともあり、通院の負担を考慮してプログラムは一度満了となりました。

リハビリを終えて広がる、新たな生活の輪

「動けば絶対に良くなる」という私たちのメッセージを受け取り、新たな一歩を踏み出されました。
私たちはリハビリ期間中から「自主訓練や普段の活動性を上げることが大切」とお伝えし続けていました。その後、お電話で近況を伺うと、なんと現在は週に4回もデイサービスへ通われているとのこと。当センターが最も重要だと考えていた「日常の活動性を上げる」という目標を、Sさんご自身の意志で達成されたのです。お伝えした想いがしっかり届き、新しい生活の活力を生み出していることを、スタッフ一同心から嬉しく思っています。

担当セラピストより一言

足首の可動域が綺麗に改善したことも嬉しかったですが、何より終了後に『週4回デイサービスに通っている』とお聞きした時は本当に感動しました!お伝えした自主訓練の大切さを理解し、実践してくださったSさんの前向きな行動力に、心から拍手を送りたいです。