コラム

≪骨折とリハビリについて≫

【骨折とは?】

・骨折とは、人体の骨が主な原因になっている外力によって骨の連続性が断たれた状態です。
折れた骨が完全に分かれて移動してしまっている場合を完全骨折と呼び、折れた骨が移動していない場合に不全骨折と呼ばれます。
・骨折の原因は外力であると述べましたが、この外力は、転倒が主たるものです。そのため、人が転倒して、折れやすい骨があります。
上半身では、上腕骨(じょうわんこつ)と前腕骨(ぜんわんこつ)が挙げられます。
下半身では、大腿骨(だいたいこつ)が挙げられます。
その他、胸椎(きょうつい)と腰椎(ようつい)が挙げられます。

【治療方法について】

・骨折に対する治療方法は、大きく2つに分かれます。
骨折後、手術をしなくてもいいと医師が判断した場合の治療方法を保存的治療方法といいます。
手術を要すると判断された場合には、医師が行う観血的治療方法が選択されます。
・一般的に保存的治療方法の場合には、安静期間が長く、観血的治療方法の場合は、安静機関が短いという特徴があります。

【リハビリについて】

・折れた骨の場所、折れ方、治療経過、年齢、性別など、様々な要因を考慮の上でリハビリが進められます。
急性期や回復期段階の場合は、主に病院での治療が主体となります。
・骨折のリハビリで注意しなければならないことは、正常可動域の獲得です。回復期段階の治療期において、関節拘縮(かんせつこうしゅく)を発生させないことが重要です。
関節拘縮とは、関節を構成する組織の異常により細胞レベルにおける架橋結合の破綻のことを指しています。
・回復期を過ぎた段階で関節拘縮が発生していたとしても改善が難しいかというと必ずしもそうではありません。
可能性は無限に広がっています。諦めないことが最重要なことになります。

【神栖神経リハビリセンターで、できること】

・神栖神経リハビリセンターでは、身体的&精神的不安を抱いている方の身体的、環境的、社会的、精神的なサポートをマンツーマン最大120分、週2回程度の頻度にて徹底的にサポートさせてもらうことができます。
病院でのリハビリが終了してしまった方、もっとリハビリがしたい方、もっと良くなりたい方、諦めずに一度お電話いただけたらと思います。