コラム

改善事例:変形性膝関節症.僧帽弁狭窄症(術後)腰痛症、頚部痛 (70代)

【リハビリの内容】

徒手的リラクセーション
・全身への関節可動域訓練
・軽度の筋力強化訓練
・呼吸方法指導
・基本動作訓練
・自主訓練指導

【リハビリの効果】

・当施設へ来所時は、特に両膝関節痛の訴えがありました。また、腰痛や頚部痛も併せて発生している状況で姿勢も円背姿勢となっていました。
何十年来の痛みであり、「様々な治療を今まで受けてきました」と話しておりました。
僧帽弁狭窄症に対する手術も施行歴があり、運動負荷量の設定には留意を要しました。
・リハビリ前後に身体の痛みの改善と共に姿勢修正され、「動きやすくなりました」との反応がありました。
治療を継続していく過程で立位での下肢伸展が安楽となり、歩行効率の改善を認めています。
姿勢が変わってきている影響で一時的に身体の怠さが発生したりすることもありますが、来所前に比べて屋外に出る頻度が増えていること、親族と買い物にでかけることに前向きになっているという改善を認めています。

【ご本人インタビュー】

・ここに来る前は、膝が痛くて動く気も起こらなかった。
今では、妹達と買い物に行ったりすることも増えています。
動き出す前の膝の怠さなどは残っていますが、改善しているため、これからも運動を頑張っていきます。

【セラピストからメッセージ】

・両膝痛の緩和、腰痛及び頚部痛緩和によって、姿勢改善されていることを実感されていること、屋外に出る頻度が増えていることを大変うれしく思います。
これからも無理をして過度に疲れる運動は控えてほしいですが、軽めの運動は効果的なので積極的に取り組んでもらえればと思います。

リハビリ風景