「夫と外食に行きたい」という目標を叶えたリハビリの歩み
リハビリの取り組み内容
当施設では、以下のような施術や練習を中心にサポートを行いました。
・下半身を中心とした筋膜リリース
・手足や体幹の関節を動かす練習
・下半身の動きを引き出すための神経筋へのアプローチ
・基本的な動作を繰り返し練習するトレーニング
・座った姿勢や立った姿勢でのバランス練習
・呼吸の仕方の指導
・歩く練習
・ご自宅でできる自主トレーニングの指導
リハビリによる変化と成果
通所当初は、体調を崩して外出の機会が減ったことが原因で、全身の動きや筋力が大きく低下していました。サークル型の歩行器を使っても不安定で、立ち上がることや移動する際には転倒への不安が強く、自信を失っているご様子でした。
しかし、週2回の通所に加えて、ご自宅でも毎日自主トレーニングに取り組まれた結果、サークル歩行器から両手で杖を使っての移動が可能になり、現在では片手で杖を持って歩けるまでに回復されています。
また、リハビリを始めた当初は「外に出るのが怖い」とおっしゃっていましたが、「元気になったら夫と外食に行きたい」という目標を持ち続け、リハビリ開始から2カ月後にはその夢を実現されました。
ご本人の声
通う前は、通所リハビリにも行っていましたが、体の状態を維持するのがやっとで、良くなる実感はありませんでした。
ここに通えば、夫と外食や買い物に行けるようになるかもしれないと思い、思い切って通い始めました。
リハビリを続けるうちに、「歩けるかも」という自信が少しずつついてきて、体が良くなっている実感も持てるようになりました。
今の目標は、杖を使って自由に好きな場所へ、夫と一緒に出かけられるようになることです。
セラピストからのメッセージ
初めて来所されたときから、現在のように杖で歩けるまでの回復に関わらせていただけたことを、とても嬉しく思います。
身体の動きが良くなっていくにつれて、前向きな言葉が増えていったことも印象的でした。
これからも、無理のない範囲で自主トレーニングを続けながら、さらに安定した歩行を一緒に目指していきましょう。