ご利用者様の声

「声」と「歩み」を取り戻す。パーキンソン病の姿勢改善から広がった新しい毎日

「眠りの姿勢」から見直す、身体の緊張緩和

パーキンソン病特有の姿勢の悩みに、私たちは「休息の姿勢」の再構築からアプローチしました。
パーキンソン病の影響で、腰が大きく曲がった前かがみの姿勢となっていたT様。小刻みな歩行による転倒リスクに加え、身体の硬さが呼吸を浅くし、声が小さく聞き取りづらいという悩みも抱えておられました。私たちはまず、夜の睡眠時に背中の痛みを和らげる「ポジショニング指導」を実施。枕の高さや寝る姿勢を整えることで身体の緊張を解き、リハビリの効果を最大限に引き出すための土台を作りました。

蘇る声量と安定した足取り。自主練習が拓いた可能性

姿勢が整うことで呼吸が深まり、失われかけていた「言葉の力」が力強く蘇りました。
ポジショニングによる休息の質の向上と、身体の硬さをほぐすアプローチにより、T様の状態は大きく変化しました。小刻み歩行が改善して移動がスムーズになっただけでなく、姿勢が良くなったことで声量が大幅にアップしたのです。驚くべきはT様の前向きな変化です。ご自宅にあるカラオケ機器を使い、ご自身で発声の自主練習に取り組まれるようになるなど、リハビリへの意欲が生活の端々に現れ始めました。

リハビリを卒業し、輝く社交の場へ

身体の自由を取り戻したT様は、自らの意志で新しい世界へと一歩をふみ出されました。
当初はデイサービスに通うことに消極的だったT様ですが、身体が動くようになり、声が出るようになるにつれ、お気持ちにも変化が訪れました。今では自ら進んでデイサービスへ通うようになり、当センターでのリハビリを無事に「卒業」されました。数カ月経った現在も、元気に通い続けているという嬉しい報せが届いています。リハビリを通じて取り戻した自信は、これからもT様の日常を明るく照らし続けるはずです。

ビフォー写真
アフター写真
担当セラピストより一言

「ご自宅でカラオケ練習を始められたと伺った時は、その前向きな姿勢に本当に感動しました。姿勢が伸びて大きな声でお話しされる姿は、来所当初とは別人のようです。卒業された後も、デイサービスで楽しく、元気に過ごされていることが私たちの何よりの喜びです!」