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左人工膝関節置換術後、右大腿骨頸部骨折術後の症例

この方のプロフィール

疾患左人工膝関節置換術後/右大腿骨頸部骨折術後/腓骨神経麻痺年代・性別70代後半・女性
利用期間3か月頻度・1回の時間週1〜2回・90分
利用形態訪問コース通常コース

Summary

この事例の概要

左膝の人工関節手術のあと足首が動かせなくなり、それが原因で転倒して右の大腿骨を骨折された70代後半の女性です。お会いした時は右の股関節の前側に強い痛みがあり、ベッドで起き上がる、横になるという動作にも苦労されていました。右の股関節で体重を支えられるようにすることを目標に施術を進め、ご自宅では低周波治療器と、ゴムチューブを使った足首の運動に取り組んでいただきました。今では股関節の痛みが和らぎ、動かせなかった左の足首もご自分で動かせるようになっています。

Change

ご利用前とご利用後の変化

ご利用前

  • 右の股関節の前側に強い痛みがあり、家の中の移動も難しい
  • ベッドでの起き上がりや横になる動作に苦労する
  • 左の足首を自分で動かせず、歩くのに支障が出ている

→

ご利用後(3か月)

  • 右の股関節の痛みが和らいだ
  • 左の足首を自分で動かせるようになった
  • 歩行もベッドへの移動も、問題なく行える

Situation

ご相談いただいた時の状況

ご家族からうかがったのは、次のような経緯でした。左膝の人工関節の手術のあとに足首が動かせなくなり、それが原因で転倒して、右の大腿骨を骨折してしまったというものです。

リハビリを始めた当初、S様は右の股関節の前側に強い痛みを訴えておられました。ベッドで起き上がる、横になるという動作にも苦労される状態です。加えて左の足首は腓骨神経麻痺、つまり足首を持ち上げる神経の麻痺があり、歩くことにも支障が出ていました。

ご本人が困っておられたこと

  • 右の股関節が痛く、家の中の移動も難しい
  • ベッドで起き上がる、横になる動作がつらい
  • 左の足首が上がらず、歩くときにつまずきやすい

Program

当センターで行ったリハビリの内容

施術の目標は、右の股関節で体重を支えられるようにすることに置きました。ここが支えられないままでは、痛みも、ベッドでの動作のつらさも変わらないためです。

あわせて、ご自宅で取り組んでいただく内容もお伝えしました。足首については、リハビリの時間だけでは動かす回数が足りません。

ご自宅での自主訓練

  • 家庭用の低周波治療器を使う
  • ゴムチューブを使って、足首を上下に動かす運動を行う

頻度の決め方

はじめの30日間は週2回の頻度で行い、状態が整ってきたところで週1回のペースに変更しました。最初に集中して回数を重ね、変化が出てからは間隔をあけて維持していく進め方です。

リハビリの様子

Progress

経過と、現在の状態

右の股関節の痛みが和らぎ、動かせなかった左の足首もご自分で動かせるようになりました。歩く力そのものも上がっています。

ベッドでの起き上がりは、開始当初と比べてずいぶんスムーズになりました。痛みで自宅内を移動することも難しかった状態から、歩くこともベッドへの移動も問題なく行えるところまで来ています。

手術と骨折の前は、旅行や外出を楽しんでおられました。運動を続けていくことで、そこへ戻っていける段階だと考えています。

Voice

ご本人・ご家族の声

左人工膝関節の手術後、足首が動かせなくなり、それが原因で転倒して右大腿骨を骨折しました。

ご家族

Staff

担当者

施設長・理学療法士の滑川実信

滑川 実信(理学療法士)

総合病院にて臨床16年(入院・外来・介護施設・通所・訪問)/脳血管疾患・パーキンソン病・整形疾患・難病

メッセージ

痛みの影響でご自宅の中を移動することも難しかったS様ですが、痛みの軽減と足の運動機能の向上を目指して、自主訓練にも熱心に取り組まれました。その結果、歩行はもちろん、ベッドへの移動も問題なく行えるようになりました。今後も運動を続けることで、手術と骨折の前に楽しんでおられた旅行や外出も、再び実現できると思います。引き続き一緒に頑張りましょう。

掲載内容はご本人・ご家族の同意を得たものです。
リハビリの成果には個人差があり、同様の結果をお約束するものではありません。

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