コラム

関節リウマチ(RA)について

こんにちは!ハッピーエブリです。今回は、整形外科でよく見られる「関節リウマチ」について、わかりやすく解説します。

関節リウマチとは

関節リウマチ(RA)は、自分自身の免疫が誤って自分の体を攻撃してしまうことで、関節に炎症が起こり、痛み・腫れ・こわばりなどの症状が現れる疾患です。進行すると関節の変形を引き起こし、日常生活に大きな支障をきたすことがあります。

主な症状と特徴

初期症状

・関節の腫れが「ほう錐状」に現れるのが特徴的です。

進行期の症状

・朝の関節のこわばり
・関節の痛み・腫れ
・全身の倦怠感や微熱
・血管の炎症による肺や眼などの全身症状

発症の原因と予防

発症の原因はまだ完全には解明されていませんが、遺伝的要因に加え、喫煙や歯周病が大きなリスク要因とされています。そのため、日頃から下記の点に注意しましょう。

・口腔内の衛生管理を徹底する
・禁煙を心がける

関節リウマチの治療法

外科的治療

・痛みや腫れ、熱感など炎症が強い時期は、無理に動かさず安静を保ち、関節を保護します。
・炎症が落ち着いたら、関節の拘縮(固まり)予防のために、関節運動や適度な筋力トレーニングを行います。
・関節破壊が進行した場合は、人工関節置換術などの手術が検討されます。

内科的治療

・発症初期から抗リウマチ薬を使用します。
・症状や炎症の強さに応じて、ステロイド薬や非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)も併用されます。関節リウマチは早期発見・早期治療が大切です。気になる症状があれば、早めに医療機関に相談しましょう。