「利き手を使えるようになりたい」という切実な想いが、リハビリの何よりの原動力です。
40代で左脳出血を患い、右片麻痺と失語症を呈したT様。歩行は可能でしたが、一番の悩みは「利き手の右手が思うように使えない」ことでした。当センターではこの想いを最優先に掲げ、右上肢の機能改善を軸とした施術を開始。単に腕を動かすだけでなく、姿勢や体幹、歩行が上肢に与える影響まで考慮し、日常生活全体を見据えたトータルなアプローチを行っています。

リハビリの成果は、日々の生活の中での意識や動作の質の向上として現れ始めています。
施術開始から間もないですが、早くも前向きな変化が見られています。ご家族との日課である公園での散歩では、歩き方やリハビリへの意識付けに改善が見られるようになりました。右上肢に関しても「握る・曲げる・上げる」といった大きな動作がスムーズになりつつあります。こうした変化の積み重ねが、T様の意欲をさらに引き出し、リハビリへの確かな手応えに繋がっています。

「できること」を「使いこなせること」へ。実用性を高めるための訓練を継続します。
現在は大きな動きの改善に加え、より細かな「巧緻動作」の獲得が課題です。「指を開く」「肘を伸ばしながら指を開く」といった動作は、日常生活で右手を使うために不可欠なステップ。実用レベルでの機能回復にはまだハードルがありますが、T様の熱意に寄り添い、一段ずつ着実に階段を登っていけるよう、専門的な視点から最適な訓練を継続してまいります。
「散歩中の変化をご家族から伺うたび、私たちも大変嬉しく思います。現在は指先の繊細な動きを重点的に進めていますが、T様の熱心な取り組みにはいつも頭が下がります。利き手で不自由なく過ごせる日が一日も早く訪れるよう、精一杯支えさせていただきます!」
