リハビリの結果
介入初日は麻痺側の肩・肘・手はまったく動かすことができない状態でした（廃用手）
しかし、1ケ月のリハビリによって、肘の曲げ伸ばし、肩関節のコントロール（腕を自由に行きたい方向に動かす）、手指もわずかながらに動かす事ができるようになりました。これにより、現在は復職に向けてリーチ訓練、ものを持つ訓練など具体的な内容に取り組むことができています。
特別インタビュー
【120分初日】
前までは力が入ると全体が固くなってしまっていたんですが、今は腕の力を抜く感覚がわかってきました。
【6回目】
だいぶ腕（麻痺側）が軽くなりましたね。5年も何もやっていなかったので無理かなと思っていたのですがやればできるもんですね。
肘も自分で伸ばせるようになったので、今通っているデイの運動も楽になってきました。指の感覚も戻ってきたのでこれから早い段階で復職できるように続けていきたいです。
セラピストメッセージ
重機操作系の仕事に復職したいという希望から、受傷後5年のブランクはありましたが前向きにリハビリに取り組んでいただきました。今回はモニター1ケ月ということもあり手の動作を中心に介入をさせていただきました。難しい課題でも弱音を吐かず一生懸命に取り組んでいる姿は私たちにも勇気を与えてくださいました。ご本人様も徐々に麻痺側が自由に動かせるようになる過程をかみしめていました。年齢がお若いこともありコツをつかむのも早くメキメキと上達していっているので、復職に向けてこれからも継続してリハビリを行っていただきたいです。
