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改善事例:左脳梗塞による右半身のまひと左脚の骨折からの回復

この方のプロフィール

疾患左脳梗塞による右半身のまひ/左大腿骨頚部骨折年代・性別女性
利用期間継続利用中頻度・1回の時間週2回・90分
利用形態通所コース通常コース

Summary

この事例の概要

左の脳梗塞による右半身のまひに加えて、左の大腿骨頚部を骨折された女性です。体調を崩して外出の機会が減ったことで、全身の動きと筋力が大きく落ちていました。サークル型の歩行器を使っても不安定で、立ち上がりや移動のたびに転倒への不安があり、自信を失っておられました。週2回の通所と、ご自宅での毎日の自主トレーニングを続けられた結果、今では片手で杖を持って歩けるまでになっています。

Change

ご利用前とご利用後の変化

ご利用前

  • サークル型の歩行器を使っても不安定で、転倒が怖い
  • 立ち上がりや移動に自信を失っていた
  • 外に出るのが怖く、外出の機会が減っていた

→

ご利用後(2か月)

  • 片手で杖を持って歩けるようになった
  • 「歩けるかも」という自信が持てるようになった
  • 目標だった、ご主人との外食を実現した
ご利用前の歩行
ご利用後の歩行

Situation

ご相談いただいた時の状況

通い始められた当初は、体調を崩して外出の機会が減ったことが影響し、全身の動きと筋力が大きく低下していました。サークル型の歩行器を使っても不安定で、立ち上がるときも移動するときも、転倒への不安が強い状態でした。

以前から通所リハビリには通っておられましたが、身体の状態を維持するのがやっとで、良くなっている実感が持てずにいた、とお話しされています。

ご本人が困っておられたこと

  • 歩行器を使っても不安定で、転ぶのが怖い
  • 立ち上がりや移動に自信が持てない
  • 外に出るのが怖く、家にいる時間が増えていた

Program

当センターで行ったリハビリの内容

動かなくなっていた下半身をゆるめるところから始め、動きを引き出し、実際の動作へつなげていく順番で組み立てました。週2回の通所と、ご自宅での毎日の自主トレーニングを組み合わせています。

リハビリの組み立て

内容ねらい
下半身を中心とした筋膜リリース動きにくくなっていた下半身をゆるめ、動かせる状態をつくります。
手足と体幹の関節を動かす練習全身の動く範囲を広げます。
神経と筋肉へのはたらきかけ下半身の動きそのものを引き出します。
基本動作とバランスの練習座った姿勢・立った姿勢でのバランスを高め、動作を繰り返し練習します。
呼吸の指導と歩行練習力みを抑えながら、実際に歩く動作へつなげます。
自主トレーニングの指導ご自宅で毎日続けられる内容にします。

目標を先に決める

「元気になったら夫と外食に行きたい」。この目標を早い段階でうかがえたことが、進め方を決めるうえで大きな助けになりました。外食に行くには、どこまで歩けて、どのくらい座っていられればよいのか。そこから逆算して、練習の内容を決めていけるからです。

Progress

経過と、現在の状態

移動の手段は、段階を追って変わっていきました。サークル型の歩行器から、両手で杖を使っての移動ができるようになり、現在では片手で杖を持って歩けるまでになっています。

リハビリを始めた当初は「外に出るのが怖い」とおっしゃっていましたが、目標を持ち続けられた結果、開始から2か月後にはご主人との外食を実現されました。

身体が変わっていくにつれて、前向きな言葉が増えていったことも印象に残っています。今の目標は、杖を使って好きな場所へ、ご主人と一緒に出かけられるようになることです。

Voice

ご本人・ご家族の声

通う前は、通所リハビリにも行っていましたが、体の状態を維持するのがやっとで、良くなる実感はありませんでした。ここに通えば、夫と外食や買い物に行けるようになるかもしれないと思い、思い切って通い始めました。リハビリを続けるうちに、「歩けるかも」という自信が少しずつついてきて、体が良くなっている実感も持てるようになりました。今の目標は、杖を使って自由に好きな場所へ、夫と一緒に出かけられるようになることです。

ご本人

Staff

担当者

施設長・理学療法士の滑川実信

滑川 実信(理学療法士)

総合病院にて臨床16年(入院・外来・介護施設・通所・訪問)/脳血管疾患・パーキンソン病・整形疾患・難病

メッセージ

初めて来所されたときから、現在のように杖で歩けるまでの回復に関わらせていただけたことを、とてもうれしく思います。身体の動きが良くなっていくにつれて、前向きな言葉が増えていったことも印象的でした。これからも無理のない範囲で自主トレーニングを続けながら、さらに安定した歩行を一緒に目指していきましょう。

掲載内容はご本人・ご家族の同意を得たものです。
リハビリの成果には個人差があり、同様の結果をお約束するものではありません。

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