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「自分の足で歩きたい」という強い意志。重度の障害を乗り越える訪問リハビリの挑戦

この方のプロフィール

疾患パーキンソン病/重度の左変形性股関節症年代・性別70代後半
利用期間継続利用中頻度・1回の時間週1回・90分
利用形態訪問コース通常コース

Summary

この事例の概要

パーキンソン病に加えて、重度の左変形性股関節症を患っておられる70代後半のA様です。股関節の動きに制限があるため、まっすぐ立つことが難しく、当初は車の乗り降りも困難なほど転倒の危険が高い状態でした。無理に通っていただくのではなく、週1回90分の訪問リハビリという形をご提案しています。「とにかく自分の足で歩きたい」という強い意欲に応えて訓練を重ねた結果、立ち上がりや歩行で介助が必要な場面が少しずつ減ってきました。

Change

ご利用前とご利用後の変化

ご利用前

  • 股関節の制限でまっすぐ立つことが難しい
  • 屋内の移動にも車椅子とご家族の介助が欠かせない
  • 車の乗り降りも困難で、転倒の危険が高い

→

ご利用後(現在)

  • 立ち上がりや歩行で、介助が必要な場面が減った
  • 1本杖から、より安定した歩行器を使う段階へ進んだ
  • 「自分の足で歩く」という目標に近づいている

Situation

ご相談いただいた時の状況

パーキンソン病に加えて、重度の左変形性股関節症を患っておられました。股関節の動きに制限があるため、まっすぐ立つこと自体が難しく、車の乗り降りも困難なほど転倒の危険が高い状態です。

屋内の移動にも車椅子が必要で、同居されているお姉様の介助が欠かせませんでした。

通っていただくのではなく、うかがう

この状態で無理に通所していただくと、移動そのものが大きな負担になり、転倒の危険も高まります。そこで週1回90分の訪問リハビリをご提案しました。

住み慣れたご自宅という安心できる環境で、じっくりとご自身の身体と向き合っていただく時間をつくるところから始めています。

Program

当センターで行ったリハビリの内容

A様には「とにかく自分の足で歩きたい」という、非常に強い意欲がありました。その想いに応えることを軸に、立ち上がりと歩行の訓練を重ねています。

転倒の危険を抑えながら、無理のない範囲で身体を動かす習慣を育てていく。この二つを両立させることを大切にしました。

道具を見直す

これまでは1本杖を使った介助歩行を行っていましたが、不安定さが課題として残っていました。そこで、より安定感のあるピックアップウォーカー(歩行器)を導入しています。

身体の力を高めることと同じくらい、その方に合った道具を選ぶことが「できること」を広げます。

リハビリの様子

Progress

経過と、現在の状態

訓練を重ねた結果、立ち上がりや歩行において介助を必要とする場面が少しずつ減ってきました。重度の障害がありながらも、ご本人の持つ熱意が身体の確かな変化を引き出し始めています。

歩行器を使いこなす段階へ

現在は、導入したピックアップウォーカーを実用的な移動手段として使いこなせるよう、立ち上がりと歩行の訓練に力を入れています。

日常生活の中に完全に落とし込むには、まだ越えるべき段があります。それでも「歩きたい」という希望が現実のものとなるよう、粘り強く伴走を続けてまいります。

Staff

担当者

施設長・理学療法士の滑川実信

滑川 実信(理学療法士)

総合病院にて臨床16年(入院・外来・介護施設・通所・訪問)/脳血管疾患・パーキンソン病・整形疾患・難病

メッセージ

A様の「自分の足で歩くんだ」という強い意志には、いつも心を打たれます。ピックアップウォーカーを使いこなし、家の中を自由に動けるようになる日まで、ご家族とも協力しながら、A様の歩みを全力でバックアップさせていただきます。

掲載内容はご本人・ご家族の同意を得たものです。
リハビリの成果には個人差があり、同様の結果をお約束するものではありません。

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